静かな湖畔 幸せの形
静かな湖畔の森の影から もう起きなよとカッコが鳴く カッコ~カッコ~カッコカッコカッコ~♪
「幸せの形」 その1:鳥の卵
遠くに南アルプスをのぞみ、日本100名山で知られる恵那山の麓で育ったのだが、郭公(かっこう)という鳥の姿を見たことがない。鳴き声も小学校時代に音楽の授業で習った歌で知る程度。同じカッコウ科のホトトギスの声はよく聞くのだが。
ところで、カッコーの子育てについては聞いたことがある。なんの鳥だったか親鳥が餌をとりに出かけた留守中、巣の卵を落とし、自分の卵をそこに産みつける。帰ってきた鳥はそんなこととも露知らず、後生大事にカッコーの卵を温め雛に孵すというもの。
「静かな湖畔」で、優雅に飛ぶ鳥たち。何を善とし、何を悪とするのか…。弱肉強食について、はたと考え込んでしまう…。が、それにしても、種を残そうとする、生き物の世界は、すごいな~と、しみじみ思う。と同時に、幸せについて、一面的には語ることができないなと、つくづく思う。
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