寒さ大好き♪泳ぎダイスキの白熊ピースに釘付け
知らなかった。
愛媛とべ動物園に、人工飼育で育った白熊がいることを。
名前はピース。
12月2日で10歳の誕生日を迎えるというではないか。
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2ヶ月ぶりに戻った実家で、テレビをつける。
NHKのアーカイブがでてきた。
05年放送のものに、飼育担当の高市さんをゲストに呼んで、現在の様子もわかるよう再構成していた。
ドイツで話題になった人工飼育の白熊くんより前の話である。
なんで、知らなかったのだろう…。
04年、話題の旭山動物園に行く機会があった。
そこで、白熊のダイナミックな泳ぎに魅了された。
水をける大きな足の裏。
水中に揺れる藻のようなふわふわした毛。
なんて躍動感があるのかと、驚いた。
当時、ピースは4歳を迎えていた。
なのに、どうして彼女の存在に気がつかなかったのだろう。
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その頃、動物園の生育環境を改善しようとする活動、エンリッチメントに興味があったのだが。
人気者になっていたピースのことは、私のセンサーにかすりもしなかった。
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知らないことが多い。
それ以上に気がつかないことが多い。
そのことに愕然とする。
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とはいえ、いま気がついた。
ピースのつぶらな瞳。
母をもとめるように、高市さんをさがす眼に。
動物、特に野生動物との接し方は、家で飼う猫や犬とは異なるだろう。
それでも、大事にされた記憶は、いずれの動物も一生忘れないのでは。
ピースを見て、そのことをつよく意識した。
(上の白熊の写真は、ピースの昔と今。
とべ動物園のホームページからダウンロードしました。)
****** まーにゃの戯言 ********
白熊の引き寄せさぐるツメのさき
柵のむこうにかわらぬ眼差し
つぶらなる眼(まなこ)のなかに笑顔あり 笑子
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