人見知りって、ほんと!?

タイガーがお世話になっている「原動物病院」には、
たのしい特徴が、いくつかある。
玄関脇に大きなサイのオブジェが置かれていること。
（これ、まだ撮影していないなぁ…。）
水槽の藻をかき分け泳ぐグッピー。
そして、猫の福助くんだ。

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まだ1年ちょっと、
キャピンキャピンのイケメン男子である。

原先生いわく、人見知りなんだそう。
でも、彼に手を近づけると、嫌がらず、なでさせてくれた。

あれ!?　いつもとちがうなぁ…。

うわ～い！！
先生のその一言に、猫好き人間は
人格を丸ごと褒められたかのごとく、鼻高々。
で、
福助くんに、もうでれでれ。

かむんだよ、たまに。
先生が物騒なことをいわれたが、いえいえ、慣れっこです。

タイガーなんて、６歳になろうとしているのに
未だにかむわ、蹴るわ、睨むわで、いいとこなし。

あっ！
名前がよくないのかも…。
同じトラ柄の猫なんだけど、
先生のところでは、「福助」。かたや、「タイガー」。

スタジオに行くと、
足音にびくついたキャツ殿は、テーブルの下に身を潜めていた。

わたしだよ！わたし！！
と、いいつつそろりそろり、音をたてないように気をつかいながら近づくも、
しばらく出てこない。

あ～あ、こっちのほうがずっと人見知りかも。

******* まーにゃの戯言 ********

福を呼ぶ撫でられ上手なキャッツアイ　　　笑子
　　　おいらはな撫でられ下手な寅次郎

***** 追憶　――11月の夜空を見上げながら。

　　川べりの夜船灯りて秋更ける
　　　　　風吹きて扉キシキシ静まらず
　　　見送りて秋桜の唄くちずさむ

（いつも公演を見にきてくださった、T.タミヨさん。
　天空の彼方から、これからも見守ってください。）