根っこから見上げる、空が好き。。。。アヴィニョンの旅3
人や生きもの、木々や建物など、そのあいまから見える空の写真が多い。
そうした物を通して撮ったほうが、空が空として、鮮明に映し出され、
身近に感じられるからかもしれない。
何かと対比することで、その形の本質がくっきりと見えてくる。
そんなところだろうか。
゜.+:。(*´v`*)゜.+:。゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
空は、哲学者の気分に浸らせてくれるが、
木々の根っこもそうだ。
アヴィニョンは、空も木々も建物も素敵だから、自然に、哲学者のようになってしまう。
特に今夏は、駅の近くの公園と、運河通りの木の葉の影で
わたしも、根源のいのちについて考えた。
゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
「深くふかく、地中にもぐるように
自分の足が、地中へ根を広げるように、
そして大きく両手を広げ、空に伸びるように。。。
すべての気を自らの、中心にとりこめるように。。。。。」
シャクティはいつも「呼吸ヨガ」をするとき、そのように譬(たと)える。
空や水。風や炎。
それらのエネルギーを取り込むには、
例えば、根っこがないと吸い上げることができない。
あるいは、光合成のように、葉が必要かもしれない。
わたしたちの体も、木々のように、養分をむだなく吸収できれば…。
゜.+:。(*´v`*)゜.+:。゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
今夏の公演は「美女と野獣」。
ディズニー映画のような、美女と野獣の恋物語ではない。
シャクティは舞踊家だが、インド(東洋)の哲学者でもあるから、
その信条から創作にのぞむ。
「悪も善も、すべては自らのなかに潜んでいる。
すべてを認識し、悪を解放することこそ、心身は自由になる」
えっ!?と、思うような言葉だろう。
でも、少し見方を変えると、その真意が明らかになってくる。
(ちょっと固くなるけど、ゴメン、お付き合いください。。。)
゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
だれも、自分の悪い部分は見たくないと思う。
でも、それから目をそむけると、いつまでもついて回くるようだ…。
゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
むしろ、悪の存在を認め。その意識がどこからきているのかなんてことを考えていると、
不思議に、心身の檻に閉じ込めていたなにかが、スーと抜けていく。
「束縛からの解放」という感じで。
゜.+:。(*´v`*)゜.+:。
30年前、シャクティ初演の「美女と野獣」をみたとき、わたしは混乱した。
彼女のいわんとしていることが理解できなかった。
でも、レッスンを受け、舞台に立つうち、そんなわたしにも変化が訪れた。
いい人でなくてもいい。
人の目を気にしなくてもいい。
自らの体を育てること、
自らの心を養うこと、日々の暮らしを大切にすることを、
いま目の前にあることをこなしていこう。
そう、朝、目覚め、食事をし、糧を得るための行動をし、
五感を鍛え、人との交流を通し、慈しみを知り、
夜は目を閉じ、闇におののくとも、闇が心地よくとも、
ともあれ、眠りに身をゆだねよう。
そう、ただ自然に生きればいいんだ。。。。と思えるようになった。
そう思えた瞬間、胸のつかえがとれた。
******** まーにゃの戯言 ********
腹の虫おさまらぬと猫が鳴く 笑子
悪さして猫なで声で走り去る
あぁうらめしや「自然体」
きみの科は? もちろん猫科と福助くん
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Comments
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飼い主Yさんへ> まーにゃより。
いつもコメントありがとう。
そう!
子供や動物をみていると、
「身の丈でいいんだ!」
「カッコよくすることなんかないんだ」
と、思わされますね。
特に、スタジオ・キャット氏を見ていると、
「こんな悪いヤツなのに、それでもいいんだ」
と、妙に納得させられます。
Posted by: まーにゃ | November 12, 2011 01:23 PM
>いい人でなくてもいい。
>人の目を気にしなくてもいい。
>自らの体を育てること、
>自らの心を養うこと、日々の暮らしを大切にすることを、
>いま目の前にあることをこなしていこう。
これってまさに子供や動物が日々体現してくれていることだなあと目からウロコです。
体と心を養うことで、自然と人々・ものごとを慈しむ心が芽生えてくるのかなと思います。
Posted by: 飼い主Y | November 09, 2011 08:31 AM