やすらかに!! 虹の橋へ
何年経っただろうか。
猫のタイガーくんが、スタジオの支配人になって。
2005年3月16日の夜、
レッスンを終えた、わたしと、くみこはんと、ゆかちんと、
後方にチャリに乗ったべノンさんと、
骨折した足をひきずった子猫と出会ってから、彼は「さかいとらじろう」と呼ばれ、
シャクティの許可を得てからは
「チャクラワルティ・タイガー」という、立派な名前ももらった。
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たくさんの思い出を私たちにくれた。
いっぱいのひっかき傷もいただいた。
オレ様気質の、レオ気取りの、甘えたさんの、
女心を逆なでするキャツは、
スタジオの人気者。
そんな彼が、2014年1月28日朝、急に足が萎えたようになり、ひきずり、苦しみ始めた。
あわてて、1階のトイレを3階にあげた。
その数分後、階段からドタンバタンと、大きな音。
びっくりして見ると、、
3階からL字の螺旋階段をずり下がっていったのであろう、
2階の踊り場に横たわり、わたしを見上げていた。
オレ様は所定の場所でしか用をたさないんだ、と思ったゆえの行動か。。。。
はっきり見開いた目は、なにか意志的ですらあった。
すぐ、原先生のもとへ。
その時点では、まだ元気に見えたので、処置をしてもらい、スタジオへ戻った。
わたしの楽観的な思いをよそに、彼は命の灯を刻一刻と削っていった。
午後4時、10円玉の血を吐いた。
横浜アカデミー教室へ行くのをためらったが、原先生とも相談し、予定通り、5時間ほど外出をした。
帰宅後、あちこちに広がる吐しゃ物をふき、ローズ化粧水で彼の全身をふき、
夜中、彼をなでながら、うつらうつらした。
29日朝、弱った体ながら、半身を起き上がらせ、キッチンの窓から見える空を眺めていた。
少し水を含んだが、もう体は、一切を拒否していた。
状況を連絡した上で、原先生のもとへ。
スタジオのドアの前で彼は軽く泣いた。
キャリーの網から飛び出したひげがチクリと指にあたる。
危篤状態であることを承知した上で、彼を先生に託した。
午後3時50頃、先生から、危ない状況であると、携帯に連絡が入った。
4時56分、ついに永眠。。。。
死因は、これまでの落下による内臓のダメージか、
心臓肥大による心筋梗塞で血栓が全身にとんだか、
その複合か。。。。
ともあれ、1月28日、29日の、嵐のような2日間の物語は、
あっけないほどの早さで幕切れとなった。
さようなら、そして、本当にありがとう!!!
タイガー殿、
見事な猫生を最期まで見させてくれてありがとう。
31日、くしくもシャクティがリハーサルのため帰国。
永遠の眠りについたタイガーをわたしと一緒に見送り、清掃局の人に渡すことができた。
猫界の天国といわれる虹の橋を渡り、今頃は空の上で自由に駆け巡っていることだろう。
とらじろうこと、タイガー、ほんとうにほんとうに、今までありがとう。
これからは空の上から、私たちを見守ってね!!
(写真は過去のデーターより)
********** まーにゃの戯言 **********
春待ちて旅立つ胸に猫じゃらし
風音に窓辺を見やるも影ぞなし 笑子
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Comments
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まーにゃさん
自分のブログも見る時間がなく、、、今まーにゃさんからのコメント拝見して、タイガーくんのこと、知り、慌てて駆けつけました。それはそれは、大変でしたね。苦しい時間が短かったのなら良いのですが、、、。バンバンは長らく患って準備をした上での出発でしたが、急に旅立たれて、まーにゃさんの心の準備ができていなかったのでは、その分ショックも大きかったのでは、と思います。
きれいな虹、、、きっとタイガーくんとまーにゃさん、みなさんをつないでくれてますね。
合掌。
Posted by: 飼い主Y | August 07, 2014 12:33 AM