May 20, 2009

うっとりビーム――眼差しの陰にあるものは?

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5月18日(月) 快晴
光の束が、タイガーのふさふさヘアを黄金に染める。 
ニャンドル、はっちゃん並みに、なかなかのイケニャンである。
「今日の視福」といいたいところだが、そうはならないのであった。
。。。。。。。
こんなにスマシタ顔をしているときは、たいてい何かしたとき。


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そう、買ってきたばかりのペットフードの袋をかじり、ぽりぽり食べていたのだ。
わたしが数分間、玄関先を掃除している間、音もなく階上から降りてきて、この始末。

「誰がしたの?」と言いたげに、わたしを見つめる。
怒る気も失せるほど、いい子顔…。

数分間でも目を離したわたしが、アホだった。


********まーにゃの戯言**********

  隙あればほどよい仲とbleahあきらめる 
        ペロリなめfuji 猫は満足五月晴れ   笑子090518_12560001

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May 17, 2009

噂の、谷中猫

5月16日土曜日の視福――――猫、猫、猫科
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麗しのビンディにも書いたけど、昨日、日暮里~谷中~千駄木~根津~池之端~日暮里を、ぐるりと散策。久しぶりにシャクティと東京を歩いた。

猫町カフェ29でお茶を飲もうかと、店の前まで行ったが、あいにく満席。
中にいるだろう、空ちゃんと風ちゃんには会えなかったけれど、代わりに、ご近所猫のチャトラさんが出迎えてくれた。

わたしを撮るならここよ! とばかりに花の横でポーズ。
なかなかの美猫さんでした。

あ・うん猫のオブジェの間に入っているのは、シャクティ。
妙になじんでいるね!


*****まーにゃの戯言******

   きれいでしょhappy01招福ねがう谷中猫   笑子

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April 27, 2009

いやだっていうのに、蝶ネクタイ。その反動で。。。。

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ribbon ドウェイン・ローラさんのお芝居「東京ヴァンパイア」が25・26日とシャクティ・スタジオであり、クミコどのと受付を手伝った。

彼女がスタジオに来てから小1時間たった頃、階段のてすりから顔をのぞかせるタイガーにに気がつき、何気なく喉元に手をやった。
あれれ、何か黒いものがついている。じっと見ると、蝶ネクタイだった。
クミコどのは、結構いたずら好きで、これまで、タイガーにクリスマス・コスチュームを着せて喜んだり、赤いプレゼント用のリボンを首輪にまきつけてみたり。。。。
タイガーはいいように遊ばれて、少し腹が立っていたりする。

そんなこととは知らないマーニャは、無防備に彼をなでまわす。
ガブリ、グギャ~!!!

それにしても、スタジオの支配人然としたキャツは、なかなかの男前でした。


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*******まーにゃの戯言*******
  階段の影でツメとぎヒゲたててthundersagittarius
       moon3猫目の悪鬼bleahのど鳴らす   麗鼓


***今日の「視福(しふく)」
  昨日みたドウェインさんのお芝居「東京ヴァンパイア」。
英語劇だが、字幕がついていたので、「ヴァンパイアになった男と、ひとりの孤独な女との、哀れで痛ましい恋の叫び」が伝わってきた。
 近ごろ、アクションの多いフィジカルシアターに目がなれていたせいか、彼のお芝居をみて、芝居の真髄は、語りにあると気がついた。
☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;;:*☆*:;;;;;:*☆*:;;;;;:*

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April 24, 2009

あげた手に、草の匂いがするような…。

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天井にむけ手をのばすタイガー。
なにか夢でもみているのだろうか。ふと、鼻をちかづけてみると、草の匂いがちょこっと漂ってくる。
時折、屋上の鉢にはえた雑草を噛んだり、つっついたりしているから、その匂いかな。

最近、東京フリンジの広報で、パソコンをカチャカチャと打っている時間が長いものだから、遊んでもらえないと、タイガーはふてくされ気味。
さっきも、パソコンのスイッチをポチッと押して、強制終了しようとした。
こら~coldsweats02と怒ったら、狸寝入りならぬ、猫寝入り。で、この姿。


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cake今日の口福―――桜せんべいと、えびせんべい
 この時期にしか買うことができない桜せんべい。諏訪湖のサービスステーションで購入。
 えびせんべいは、クミコはんがくださった。ところが、わたしの留守のときに置いていってくれたので、全然、気がつかず、3日後にようやく…。
「置手紙していったのに、ぷんぷんpoutpout」と怒られてもしかたがないよね。

piscesちょっと前の口福―――先週の土曜日、田舎で父の7回忌だった。
すごく天気のいい日で、身内ばかりで集う、とても楽しい法事になった。
法要を終え、筍で有名な瀬戸という村にある割烹料理店「たけはん」へ。
母が新婚のとき父に、「おんぶしてもらい、頬すりあって渡った」とのろける落合のつり橋が近くにある。
のどかな場所にあるその店は、少し古びていたが、味はなかなかどうして、美味であった。
「口福、幸福」と、母と一緒に手をとりあって帰ってきた。


*****まーにゃの戯言*******
  手をあげてpaper 荒川土手をnotes 走る夢
    筍の節にうれしや7回忌    笑子


****

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April 15, 2009

暗幕とキャッツ――ふくらむ尻尾

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4月15日 快晴 くわえて強風
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12日日曜日、シャクティ・スタジオに暗幕をはった。
ドウェイン・ローラさん(豪州出身)のお芝居、「東京バンパイヤー」公演が、2週間後と、近づいたからだ。

と、ギラリと目は見張らせ、冬に蓄えた脂肪を一気に燃焼するかのように、キャッツが3Fから2Fへと駆け下り、幕の中に潜りこんだ。

5月は、23日インド舞踊教室の発表会、翌週の29・30・31日は「東京フリンジ・フェスティバル(TFF)」と、スタジオでの催しが続く。
たくさんの人が出入りして、キャッツにとってストレスがかかる。が、暗幕があれば大丈夫(と信じている)。

「猫も見ている東京フリンジ」――「TFF」のPR。。。。。のように
キャツにとっても、マーニャにとってもタフになりゃなあかん。。。季節が始まる。

***キャッツの口福****
 あちこちに散らばるタイガーお気に入りの玩具。
 ――薄汚れたのネズミ、 
  キレギレになったリボンや荷物ヒモ、
   ボロボロの紙袋やスーパーの袋 ――

 スタジオ・キャットのストレス発散グッズは、シャクティの公演季節の到来とともにその姿形を変えてゆく。
 
 暗幕を走り夢見る leo オレはレオ  笑子
    *****まーにゃの戯言*****

    

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March 31, 2009

「わ」から、「ん」。そして再び「あ」へ。めぐり巡る。。。。

マーニャの「あかさたな日記」も、ようやく「わ」を書き、「ん」にきた。
これまで写真をアップできなかったワンくんで、パート1を締めくくりたい。

たかが犬猫。なれど、赤ん坊の頃から、家族同然ですごしてきたので、彼ら彼女らを語らずして、いまのわたしはない。。。。。 ずいぶん癒されてきたなぁと思う。

80年代半ばから00年まで飼ってきた何匹かの猫の写真は、スキャナーがないので、ここでのせられない。
定額給付金で買って、そのうちアップしようかな。。。。。。

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 JunとReiちゃん家のチワワくん/ポコちゃん♪sunsun

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March 06, 2009

老化には逆らえないのかな…犬も猫も、そして人も。

070623_15000001 シロウ家のフクちゃん、08年6月、旅立ちdog
070623_14570001 同 モンちゃ、09年2月28日未明、旅立ちdog

15年にわたり、ある家族に幸せを運んできてくれたワンちゃんがあの世へと旅立った。
犬、猫、ハツカネズミ、鳩、手乗り文鳥、鯉。
実家では、さまざまな動物が家族の一員だった。

始まりがあれば、終わりあり。しごく当たり前の生の営みが、今年もみられ…。
。。。。。たくさんの幸せを、ありがとう。

 ********* まーにゃの戯言 *******

  蝋蜜がポタリと落ちて mist セイ・グッバイ   笑子

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February 18, 2009

れれれ、 冷気に包まれ帰ってみると。。。。。

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2月16日午後 久しぶりに荒川の河川敷を散歩した。
14日は5月のような、15日は4月のような、春の陽気に見舞われたが、
この日は、大陸から寒気が張り出して、それまでの暖気と、せめぎあっているような空模様だった。

コートをしまおうかとも思っていたが、まだまだ油断できないね。

スタジオでは、キャツどのが、スピィスピィと長閑な顔で眠っている。Rimg0402
噛み癖のある猫で、起きていると、カシッカシッと、手や腕を噛んでくるが、
ほんと、寝ているときは天子のような顔だ。。。。。

と、思ったら、足がツーンと伸びて、人の顔を蹴るではないか!!!!
最近の空と同じように、こちらも、油断できないよ。

 
****** まーにゃの戯言 ********
     猫柳 sweat01ふまれていたい涙雲 cloudcoldsweats02

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  かめば噛め 腕まくりして やせ我慢 angrywobbly

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February 11, 2009

留守番中のお駄賃、な~に? 

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猫好きは、自由を好み、気ままな人が多いというが…。
そんな性格をおもちの猫主さまから、時折、送信されてくる写真。
これが実に愉しい。今回は、そのうちのお二人の猫さまを眺めてみよう。

*その1 : 若き猫さま、わがもの顔のユカチン家。
10歳になるジロー(白色)くんは、主の帰りを待ちつつ、やんちゃなトラ(茶トラ)を見守っている。面倒見の良いおっとりした、美しい猫くんだ。
それに反し、5歳になる弟分のトラの顔ときたら、こりゃなんだ! まるで悪巧みをしているような…。
「ケケケ、隙をみてアンちゃんの餌、食べちまお。。。。」てな感じの顔。
う~む、クールビューティといわれるが、その実、バシバシと、猫へのアタックは激しい主に、鍛えられた成果か!?

*その2 : 風邪をひきやすいが、芯は丈夫なアヤどののお家。
ふだんから体力温存の術を心得ている。ちょっと、クノイチのようなアヤどの。
元ノラで、何軒も逗留先をもち、活発に動き回っていた黒くんを、餌で、ちょいちょいと、引き寄せて、いまやすっかり素行のよい家猫に変身させてしまった。
いや~、おみごと!!!

*その3 : シャクティ・スタジオのキャット、タイガー。
ますます、丸くなっていくような…。
鏡の前に腹ばいになると…、長毛が横に流れて、これじゃ、まるでモップだぁ。
誰に似たのか?
シャクティではないし。。。。。。。 わからん!!!


***** まーにゃの戯言 *******
  足元のニャオン声に頬ゆるみ
         ドアあけみれば壊れし時計  clockclockclockweep

(この4年間で目覚まし時計を3個買いました…。壊した張本人は…。モップならぬ、タイガーでした。)


20090119163939*オマケ:あれれ!? タイガー似のこの猫(コ)は? ハナチンのお姉ちゃん家のヤンスケくん。
昨日、このブログをみて送信してくれたので、アップ。。。。。
写真をみる限り、雰囲気はユカ家のトラちゃんに似てるけど、性格はジローのように、おっとりやさんか。
はて、どっちかな…。猫だけに、猫仮面をかぶってるかも。
(ちなみに、タイガーは人によって、いろんな面をかぶる。猫の仮面族だ。)

ハナチンはどっか跳んでる感じのような真面目なような、その両方を行きつ戻りつするキャリアガール。
ヤンスケくんは、時折、出没するハナチンに、三つ指ついてお出迎えしているような…。
猫好きは、もう、これでメロメロ。
ヤンスケくんが、タイガーのような、猫仮面族でもなんでも、許してしまうんだよ。
ね、ハナチン! (ここのみ2/14書き込み)

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February 03, 2009

理由なき変身―― イチゴが猫に!?

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スーパー「赤札堂」で、290円のイチゴ「とちおとめ」を買った。
パックのフィルム越しに、形が不揃いなことは、一目瞭然だった。
が、まさか、こんなものが出てくるとは!

なんと、イチゴに猫耳がついているのだ。
まるで、キティちゃんのような輪郭だ。

しかも、直系3cmほどの猫イチゴのとなりに、
ちょっといびつだが、ボインをもったイチゴがあるではないか…。

いや~、ビックリした、驚いた。

*******まーにゃの戯言*******

   イチゴミミねこ撫で声で甘くなり   笑子


**** 追記:
  猫マスコミ界、猫ブログ界の女王、「レナ社長」が、今日2月3日、永眠した。
 10年前、あの世に見送った、白黒猫のパー子ちゃんによく似ていて
(笑うと鼻にシワのできるところもソックリで)、
レナ社長の胸のすくコメントに、日々、癒されていたのだが…。 
本当に今まで、ありがとう!!

*下の写真は、レナ社長が以前、から口コメントをしたときのもの。
百面相の魅力的な猫の大スターでした。

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**実は、2月3日は、親友のWamiちゃんが亡くなって1ヶ月目
   そして、明日はマーニャのおばあさん、松枝さんの命日。
 出会いがあれば別れが…
。。。。。。。。。。タフに生きてゆかないと…と、思う。

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January 17, 2009

ラクに眠れそうにもない――冬の深夜の後始末

マイナス何度だろう?
1月14日23時すぎ、足元に電気ストーブを引き寄せているのに、寒さのせいで、パソコンを打つ指先が痛い。

レナ社長の容態が思わしくないという。で、心配のあまりブログを開けるが、ここ数日、更新されていない。コメントに書き込みを入れた。スタジオの1Fの時計が零時の音を告げる。

レッスンを終えて、みながスタジオをあとにして帰ってから、1時間は経っている。
あれれ…、タイガーの姿が見えないよ…。


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北風の吹きまくる屋上のドアをあけ、タイガー! と呼んでみる。
声もなければ、姿もみえない。
それならばと、2Fのスタジオへ下りてみる。
が、ここにもいない。
ならば、ならばと、玄関フロアーへ下りてゆく。
足元から一気に冷えて来る。 うぶ~、ざむ~!
シーンと静まり返ったフロアーに、生き物の気配などありゃしない。
念のためと思い、トイレの戸を開けてみる。

いたーーーーーーーーーーー!!!!!
目を細めて、マーニャを見上げるタイガーが!!!!!!!
たぶん、みなを見送り、フロアーに置いてあるタイガーのトイレを掃除している間に、人間様のトイレに身を潜めたにちがいない。

よ~しよ~しと、キャツをむぎゅ~と抱きかかえる。

ぐうっ!? なんだこりゃ? 
ウンコが、コロコロコロ~、コロコロコロ~と壁際にそって固まっているではないか!
キャツのものだ。断じて人間のブツではない。
トイレに閉じ込められた腹いせなのか、いやいや心細かったからか…。

寒い寒い冬の深夜。その後始末にあくせくすること数分…。

ホットカーペットの上でへたりこんでしまったマーニャでした。

*****まーにゃの戯言**********
  シンデレラ 零時の鐘に ウンもつき   笑子


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December 27, 2008

喜びよりも、**聖夜の困り顔

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081225_10230001 もらいもののサンタの帽子をかぶせたが…。キャツは逃げるばかり。しまいには睨まれた。

*イブの日、マルムとセッチャンの事務所で大掃除。
本好きのマルムだが、1年間、たまりにたまった本が散らかり放題になる。山積みにされた本や雑誌、本棚からとりだしたものの元に戻さないので、斜め積み状態の文庫本など、みごとな散らかりぶりである。

そこで、わたしの登場となる。なぜか整理整頓、掃除の類いが上手なのである。
最近は、アルバイトに年長者のお宅のお掃除を頼まれて、けっこう喜んでもらっている。
(取材や編集の仕事で培ったノウハウ、撮影現場でしごかれたノウハウ、そして舞踊団活動で大道具を持ち歩いたノウハウが、妙なところで役にたっている。)

マルムとセッチャンの事務所では20年ちかく大掃除に立ち会っているが、そのつどしこたまお土産をいただいてくる。(宝塚や日舞関係からの仕事をし、交際範囲の広い二人は、わたしが買えそうにもないブランド品が集まってくるのだ。)
えっちら、おっちら、欲の皮がrつっぱったマーニャは、腰が痛いのもなんのその、アドレナリン全開で、いただきものを運ぶのである。
今回の戦利品の一つが、サンタの帽子と、シナモンのベルである。

うひひ…と思って、タイガーにかぶせたが…。

**** まーにゃの戯言 *********
  首を振る猫にベルつけあぁ聖夜    笑子

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December 21, 2008

床の掃除で ダイエット!?

**日曜日の朝、窓辺にとまった陽光で目が覚めた。嬉しくなるような明るい日差し。こんな日は朝食の準備がいつにもまして愉しい。

さ~朝食を終え、今朝もフローリングワイパーで床掃除。
(陽の光は、容赦なく部屋のホコリを目立たせるからね…)――――
 ピカピカァ~♪♪と床が光れば、さらに心が軽くなるから不思議。\(;゚∇゚)/shineshine

次は、タイガーの毛でまだら模様になったホットカーペットを、固く絞った雑巾で拭き、毛屑をせっせっと1箇所にまとめ、掌にのせる。
 ニタニタァ~♪♪と、思わず笑みがこぼれる。このひとときの充実感。

で、部屋の空気が澄んできて、心身ともに、シャキーンとする。満足まんぞく大満足!

さて、ここでコーヒータイム。cafeshineshine
でも、決してカロリーの多そうなお菓子には手を出さないように…。せっかく、数グラムは減ったと思われる体重が、また元に戻るからね。

このゆったりしたひとときも、ニャゴ~と擦り寄ってくるタイガーの声で途切れることが多い。わたしの足をツメでチョンチョンとつっつき、ニャゴ~ニャゴ~とかきむしり、遊べ遊べと、うるさくつきまとうからだ。

仕方なく、クミコがもってきたネズミのオモチャを走らせる。
バタバタバタthunder ドタドタドターthunderthunder
気づくと、またもキャツの毛が舞っているではないか・・・・・。catdash

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遊び疲れて眠るタイガー。わたしとの間をさえぎる防波堤に、スリッパをおいてみた。もうここから出てくるではないぞ!といいつつ。 (実はこの2つのスリッパ、年も考えず未だに裸足でいるわたしを見かねたのか、アヤとユカがくれた誕生日プレゼント。)

タイガーは薄目を開けてチラッとみたが、聞く耳もたぬとはこのことか、わたしのことなど完全に無視。
ま、のんびりした日曜日に、少しはからだを動かせたのだから、キャツーに感謝しないといけないかな…。

昨日、「ある」のイガラシさんが、冬至のバスタイムにと、柚子をくれた。今夜はこれで身も心もリラックスできそう。


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***** まーにゃの戯言 *****
    床みがきすべるように陽は暮れて
         柚子湯にひたすからだもも色  麗鼓  spa

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November 22, 2008

ヤモリの悲劇

 ヤモリは、守宮とか屋守、あるいは家守と書くんだよ、と聞いたことがある。なんだかご利益がありそう…。 なのに、なのに,ヤモリくんにはかわいそうな事をしてしまった。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。...。oо○**○оo。

 つい最近まで住んでいた、練馬区桜台でのこと。この区で最初に住んだ木造アパート(わたしは1階に住んでいた)でのこと。お隣は、少なくとも昭和初期に建てられたであろう古い文化住宅で、元校長先生だったといわれるD氏が一人で住んだいた。budcloverclover

 わたしの部屋の風呂場(バスルームと記すにはいささか気後れがする空間で…)の脇には、D氏邸の古い井戸があり、塀際にはどくだみが群生していた。台所の木戸の脇には火鉢を埋め込み水を張り、水草や蓮の葉が浮かんでいた。suncloudrainsunshine

 朝になるとD氏の庭に小鳥が訪れ、日中はいろんな猫が入れ替わり立ち代り、シッポを揺らしながら、マーキングして歩いていた。 あーくん。パー子、ミミちゃん、ミーコ母さん、わたしの飼い猫たちもこの庭は大好きだった。そうそう、あの映画みたいな風景だった。「三丁目の夕日」のような…。(*´v゚*)ゞ

 そんな環境だったせいか、ミミズ、ゴキブリ、ゲンゲ虫、カタツムリ、芋虫、カエル、そして今回の主役の、ヤモリがあたたかな季節になると、そぞろ顔を出した。mistsnailcherryblossomchickcat

*ヤモリさまさま、のはずが…snailsnailcoldsweats02weep

 そろそろ寒くなる秋のある日、一匹のヤモリが部屋の中へやってきた。「ようこそヤモリくん! わが家を守ってね!!」などといいつつ、何日か部屋を往来していただいた。
 ヤモリくんもわたしの厚意がわかるのか、けっこう居心地がよさそうに見えた。(不思議に飼い猫たちはヤモリを無視。追いかけもしなかった。)

 ところが、ぱったりと姿を見せなく なった。この家に飽きたのかな、いや、猫どもがついに食っちゃったか!? などと思いをめぐらせ、まぁ、仕方ないか…、といいきかせた。

 翌日、外出しようと、机の前に置いていたバッグを持ち上げた。と、ポトリと何かが落ちた。みると、ぺっしゃんこになった残骸があった。
 あ、あ、あぁ~無常!!! なんと、ヤモリくんの変わり果てた姿であった。annoy

 あんなに大事にしてたのに、マイバッグの下敷きになっていようとは…。 わが情けに、ほとほと情けない思いであった。bagimpactsweat01


****** まーにゃの戯言 *******
今日は、格言「情けは人のためならず」が、ピッタリかな。
ウゥ!? 上のような場合には、この格言を用いないかな? 後で調べて、また記しておきます。φ(・ω・ )メモメモpencil

 → やはり、誤用でした。 全文をみると「情けは人のためならず 巡り巡りて己が身のため」で、これからわかるように、「他人に情けをかけておけば、いつか、巡り巡って自分に帰ってくる」という意味でした。
 ゴメン!!!モジモジ(。_。*)))

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November 09, 2008

屋根の上の 物語

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屋根にはドラマがある。 そんな思いを抱く風景に時折であう。

* 雑草と 猫cloverclovercat
 昨年の春のこと、Shakti Studio の屋上にあがり、空をみあげ雲の流れを眺めていたら、ヒョロヒョロ~と風に吹かれる雑草がみえた。

 雑草がたくましいことは、よくわかっているつもりだが、まさか屋上につながる階段の小さな屋根に生えているとは…。しかも、荒川にかかる堀切橋を、すべるように吹きぬける風をまともに受けながら、「どうよ!」といわんばかりに首をあげている。 
 いや~、びっくりした! それは、ギラギラの太陽にさらされる夏を経て、晩秋に入っても、屋根にへばりついていた。

 それに反し、屋上のプランターの隅や、排水溝を住処(すみか)にした雑草は、やんちゃ猫のタイガーが、むしゃむしゃと口に入れ、ぺペッと吐き出し、無残な姿にされた…。

 人の手はもとより猫の手も届かぬ場所で、生をまっとうした孤高の雑草に、脱帽である。


* 満月と 校舎fullmoonhousenight
 堀切菖蒲園ちかくのわたしのアパートから、堀切小学校の校舎がみえる。寒い冬の宵、窓越しに何気なく眺めていたら、ポーと、まんまるい月があがり、校舎の屋根にさしかかつた。ただ、それだけのこと。なのに、胸の奥がツンとして、ため息がもれた。
 なんでかな…。

 誰が書いた物語だったか忘れたけど、窓の中に繰り広げられるさまざまな人々の暮らしを、月がみつめるという話しを、ふいに思い出した。
 う~む、mumumu…。アンデルセンかイソップか、はたまた????? 

 校舎にかかった堀切の月は、わたしの窓辺をどんな風に眺めたのかな? 月に映るわが姿はどんなかと、想像してみたが、己を客観的にみるのは、なかなかできないものだと、あらためて気づかされた。 
 

* アヴィニョンの空と 屋根bellcarouselponycarouselponynotes
 世界遺産に登録されているアヴィニョンの城壁内。古い町並みだけに、屋根と屋根、軒と軒が、仲良く隣接している。 ここ10年、毎夏、アヴィニョン祭へ、ヴァサンタマラ舞踊団員としてシャクティについて出かけているが、滞在するアパートはいつも同じ。お隣の方とは、すっかり顔なじみになった。 シャクティの話しでは、なんでも、旅行ものを得意とする作家さんだという。

 朝、窓を開けると、お隣の窓も開いていて、その奥に、ウィンドーズの画面がみえる。毎年かわらぬ光景だが、今年は、いつも見かけた猫ちゃんの姿がない。
 あとで、もれきいたところでは、数年、闘病していたおばあさんが亡くなり、すっかり意気消沈し、彼女のベッドから動こうとしないのだとか。 

 10年前にきたときと、かわらぬアヴィニョンの空。これまで、たくさんの猫たちとであってきた。―― メリーゴーランド広場にちかい2階の窓から顔をだしていた白猫、運河通りの裏にある駐車場で縄張り争いをしていた黒猫とキジ柄の猫、そうそう、メリキュールHOTELを牙城にしていた黒猫のリリーもいる。

 残念なことに、今年は彼らの姿をみることができなかった。 もしかして、わたしの知らない屋根の上で、空をみあげているのかも…。

 
****** まーにゃの戯言 ********
   風ふきて下天をよそに草そよぐ
    天と地をつなぎし月夜われを訊く 
     ぬくもりをさがす猫あり鐘ひびく   (笑子)
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October 17, 2008

もつべきものは、友達なのです。

 リンク: イヌが子ザルの父親に立候補!―河南省焦作市 - 速報 ニュース:@nifty.080912_09270001 Rimg0251
ね、次の項目は「め」だから、「もつべきものは友達」って、かきなさい。
「まーにゃ」なんてごまかさないで!
クミコはんはスタジオの階段をのぼりながら、ピシリといった。

先日、めだかの学校パート1で、メダカとカエルを、ごっちゃにして書いたら、即座に訂正メールを入れてくれたお方である。
「いやいや、ホンマにその通り」coldsweats01sweat01 穴があったら入りたい。
あなたのようなよき友達に、ずいぶん助けてもらってます…。とほほ…。

と、そんなことを考えながら、ニフティのHpを開けたら、冒頭のニュースがまっさきに飛び込んできた。
  ――中国の公園にあるサル山で、母親をなくした子ザルが、ほかのサルから虐待を受け、見かねたスタッフが警護に犬をサル山に入れたところ、そのワンちゃんはしっかり任務を遂行し、子ザルをおんぶし、守っているという。――とかなんとか、そんなことがかかれてた。

この場合、友達というより、保護者という感じだけれど。ふ~む、もつべきものは「犬猿の仲」かな!?

われらのタイガーくんは、シャクティいわく、「インディペンデント・キャット」。
まさに独立精神旺盛で、鏡のなかの己が姿をみつめ、手と手をあわせている。(冒頭の写真)
まさに、ひとり(1匹)で、「もちつもたれつ」のような…。
これまたいい感じ。catsleepy
 → ちなみに、目のまわりがくろいワンちゃんの写真だけど、今年7月、アヴィニョンの紳士服店でであったアイドル犬です。カワイイでしょ!!dogsun

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September 20, 2008

むごん の 行

2008 9/19 土曜日

wave 台風13号が去り、少し晴れ間ののぞく午後3時。

秋の夜長の言葉が、ぴたりとはまる季節になり、

ようやくブログ再開の気分になりました。pen


さて、今日は「む」から始まる言葉を。  む、む、む……。

そうそう、無言、むごんでいこう!


わたしにとって、なにがつらいかっていえば、無言で過ごすことかも。

一日は、大丈夫そうだけど、二日続くと、つらいだろうなぁ。


そこで、スタジオ・キャットのタイガーに話しかける。

ところが、きゃつは、貢物をよこせと、いわんばかりの三日月目で、ギラリとにらみ、

ニャンともいわない。


はいはい、よござんすよ。 餌はあげられませんが、遊び道具であればーーーーー。

そんな気分で描いたのが、「お絵かき」のモードで描いた下の落書き。 

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下手だけど、わたしのタイガー観をよく表していると思う。


ついでに、梅雨のひとときに、タイガーを見ながら書いた俳句を。


梅雨さむや爪とぐ猫の背を撫でて (笑子)  cat

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May 30, 2008

みっけ♪渋谷でレナ

みっけ♪渋谷でレナ
みっけ♪渋谷でレナ
みっけ♪渋谷でレナ
みっけ♪渋谷でレナ
ラララ〜〜♪
会いに行ってきたよ。大好きなレナ社長に♪ 4枚目の写真は、クレア編集長として過ごした月日を描いた本の宣伝ポスター。わざわざ銀座線渋谷駅まで行って携帯撮影。パチリパチリ。ついでに影もパチリ。
毎日、愛描タイガー(一番はじめの目のきつい猫)の目を盗み、猫ブログをチェックしてたら、レナ様が渋谷におわすというではないか。外苑の歯医者さんの帰り道、ブラブラ〜と会いに行ってきたというわけ。筠(=^▽^=)
ちなみに、猫ブログで私のお気に入りベスト5は、社長を引退し悠々自適のレナ、白黒模様のはっちゃん、レナの引退先.先住猫を紹介するレッツゴー3匹、点描blogの工場長.平太、そして、不思議顔のまこ。
なんともいい味わいのある猫ちゃんばかり。

あ〜ぁ、猫のいる風景て心休まるよ!

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February 16, 2008

人気者ランキング

飼い猫が、ニャー と鳴く。 それだけで、うわっ、カワユイ!!=(*~*)= 

と、顔クシャクシャにして、かけよってしまう。  cat


ニャーニ? にゃんにゃのさ!? にゃ~だぁ! にゃんとにゃんと…などといいつつ、

おバカ丸出しで、頬ずりしようと、猫さまめがけて近寄るのだが、

フン! お前なんか知らん! とプイと背中を向けられる。

そ、それがまたいいのよ~と、ニッコリ、うっとりしてしまう。heart02lovelydashdash


「タイガーさま! 人気者ランキング1位 ですよ!!!」

ーーここだけでもいいで賞ーー とばかりに、キッスする。 が……。

***** 菫咲き猫毛ふんわり陽だまりへ 

                  空は笑うも諸手で抱く****** (麗鼓)

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February 08, 2008

近そうで 遠い道

ヤレヤレ、半年ぶりのブログめぐり。
これなら、マメに、書けると思っていたが、なんとまぁ、である。

「女番(スケバン)社長レナ」は見てるのに! と、踊り仲間のクミコ。
横から、、「はっちゃん」も見てるのに! とカリスマ店長(!?)の ユカが笑う。

「よ~し!」とばかりに、ようやく重い腰を上げて、ただいま、書き込み中。

ととと・・・、今日はこれでやめておこう。

ついつい、長々と書きたくなる性分だから。
ついつい、美しい日本語をと、力んでしまうタチだから。

で、あれこれ考えすぎて、結局、なにも書かずじまいになりやすいから。

そう、「ブログの心得」は、ぱっぱっと、思いついたら書く。

最初の目標は、「あかさたな日記」を書き続けること。
毎日書けば、1年で達成! と思っていたら、未だに、タ行をウロウロ。

「近そうで、遠い道」にしないためにも、
2月から、短くコメントをしたためよう!!!

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たんぽぽの綿毛ふわりと猫なでる
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2008年2月8日金曜日

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August 28, 2007

タイガーと、パソコンで涼む!?

タイガー さまは、猛暑に熱くうごきまわり、
  我が輩の 顔を 触るんじゃない! と唸った

8月20日 「猛暑日」はまだまだ続いた。
クーラーが苦手なので、よほどでないとスイッチ・オンにしない。
そのせいか、スタジオの3階は、時折、鉄板の上にいるよう。

で、なんかしていないと、暑さで心身ともにクタクタ、ヨレヨレになってしまう。

ふと階段を見ると、タイガーさまがお腹を出してデレーと寝ているではないか。
これこれ、これだ~~と、
「俺は猫じゃない、タイガーだ!」 と威張るタイガーさまを
パシャリパシャリとカメラで追った。

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うん?! 遊んでくれるのかい? と思ったのか、
骨折後、左右の長さが違う足などなんのその、トントントンと、すばやく階段を駆け上がり、屋上へ。
最初は猫じゃらしに、いい感じで反応していたけれど。
あまり、顔をツンツンしていたら、しまいには、ウウウウ〆〆、と本性をむき出しに。

あほ、なにしてんじゃい!と、顔めがけて飛び掛るは、
腕は噛むは、いやはや手に負えない、問題行動に発展にした。

こんなときは背を向けるのが一番いい。

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さてさて、疲れたタイガーさまと、マーニャはパソコンの置いてある机へ。
お気に入りの「女番社長レナ」のHPを見て、ゲタゲタ笑い、つめた~い水を飲んでほっと一息つきました。
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レナさん、ありがとう!!

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September 18, 2006

「幸せ」と、じゃれあう

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♪幸せは歩いてこない。だから歩いてゆくんだねーーーーーー♪♪

「幸せの形」その2: 猫にかつら

 話は古いが、今年の4月2日付けの新聞を見ていて、はたと目が点になった。2005年度朝日広告賞で、「準朝日広告賞」をとった、スヴェンソンの猫の写真である。

 あれれ----,シャクティ・スタジオで飼っている、われらの愛猫、タイガーに似ているけど、なんだか様子が変だな!? タイガーは、トラ柄で首筋のヘアーは長い。拾い猫ながら、元はノルウェー・ジャン・フォレスト・キャットか、メイン・クーンという種類では?と思うほどだ。(ま、よくある飼い主の欲目かも…。)

 で、またよくよく写真を眺めると、その横に、<見た目も行動も自然。自分の頭髪と変わらない生活を実現するカツラ>とのコピーが。

 なんと、ライオンの鬣(たてがみ)に似せて、猫にカツラをかぶせていたのであった! しかもこの猫、まだ若い。生まれて一年くらいのように見える。カツラをかぶる年代(?)でもあるまいが。

 ライオンのたてがみは、大きく長く立派なほど、メスにもてるらしい。そんなことをどこかで聞いたことがある。人は、カツラをつけると、はげている状態より若く見え、溌剌とした印象を与えやすい。異性にアピールするだけでなく、身だしなみの一環として利用する人もいるだろう。

 カツラは内気になりやすい人の心を開放的にさせ、社交性をもたせるための、コミュニケーション・ツールかも。

 ただ、スヴェンソンの「ネコライオン」を見てたら、モデルの猫くんがいじらしくなってきた。だって、カツラなんかなくても十分、いい男(女かも)なんだから。まっすぐ、前を見詰める目のつぶらなこと!少女マンガのヒーローのように、目の中に星が光っていて、いい感じ!! 

 モデルをしていた時間はどれくらい? ご褒美はもらえたのかな? 出演料がカツラだったら…。きっぱり断るよね。まだ、小判のほうがいいって(なわけないか…)。
 ーーまぁ、 人の場合、カツラをかぶって、それで幸せになれるのなら、それでいいようね。

 それにしても、幸せを実感するのは自分の心。人目、はた目も大事だけれど、それより、「ネコカツラ」を笑い合える友が、一人でも二人でもいるほうが、やっぱ、わたしは嬉しいかな。


*笑い合えるひととき
 最近、とても大事な友が病で伏せた。出会った頃、態度でかいなぁと思い、最近も「なにさぁ!」なんて思うことも時々あったけど。そんなこんなのじゃれあいが、懐かしさに変わるほど、遠くの場所に行って、見舞いに行くことすらできなくなってしまった。

 一緒に笑い、踊り、口喧嘩し、食事した。幸せの形なんて、なかなか見えないもんだけど、共に過ごした時の重みが、じんわりと温かく体に沁みこんで来る。--あぁ、これかもね、幸せって--と思う。

幸せは見えないからこそ、なんだかんだと、無駄なことも含めて、一所懸命、身づくろいするのかも。生きている間は、「幸せ」らしきものと、じゃれあっていけたら…。


言葉の窓: 猫に小判


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May 31, 2006

静かな湖畔 幸せの形

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静かな湖畔の森の影から もう起きなよとカッコが鳴く カッコ~カッコ~カッコカッコカッコ~♪

「幸せの形」 その1:鳥の卵
 遠くに南アルプスをのぞみ、日本100名山で知られる恵那山の麓で育ったのだが、郭公(かっこう)という鳥の姿を見たことがない。鳴き声も小学校時代に音楽の授業で習った歌で知る程度。同じカッコウ科のホトトギスの声はよく聞くのだが。

 ところで、カッコーの子育てについては聞いたことがある。なんの鳥だったか親鳥が餌をとりに出かけた留守中、巣の卵を落とし、自分の卵をそこに産みつける。帰ってきた鳥はそんなこととも露知らず、後生大事にカッコーの卵を温め雛に孵すというもの。

 「静かな湖畔」で、優雅に飛ぶ鳥たち。何を善とし、何を悪とするのか…。弱肉強食について、はたと考え込んでしまう…。が、それにしても、種を残そうとする、生き物の世界は、すごいな~と、しみじみ思う。と同時に、幸せについて、一面的には語ることができないなと、つくづく思う。


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September 26, 2005

驚き桃の木山椒の木ーー猫目の月

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 驚きは、いくつになっても必要かも。日々の暮らしが停滞気味のとき、スパイスのような役目を果たすから。もちろん、いい出会い、よい出来事で驚くことが望ましいけれど――。

「台風一過の空はきれいだ」とよくいわれます。ほんとにその通り。9月25日日曜日、幸いにも、午前中に東京をかすめる程度で過ぎ去った台風17号。翌26日、月曜の未明に眺めた夜空の美しいこと!
 黒猫の半眼のような上弦の月、闇をかすかに揺らす星ぼしの瞬き、薄く移ろう雲のこどもたち――。「神々の戯れ」などというきざな言葉を使いたくなるほど、息をのむ夜空でした。
 特に、やんちゃ猫のタイガーに鼻をツンツンつつかれ、眠いのを我慢し、しぶしぶ屋上へ上がっただけに、目の中に飛び込んできた月の眺めは、鮮烈でした。

 と、昨夜のことを思い出しながら、ここまで書いてきて、なんだか鼻を突く臭いが…。振り向くと、ジュージューと銅のヤカンがうなっています。しまった!と思ったときはすでに後の祭り。空焚きをしたヤカンの肌は赤黒くなり、カラカラに焼けていました。

 あ~、こんな驚き、ほしくない!! コーヒーを入れようと、ヤカンを火にかけていたことを、ブログに没頭し、すっかり忘れていました。油断大敵、まさに「勝ってかぶとの緒をしめろ」です。(ちょっと古い喩えかな…。)

<em>★言葉の窓/ 「驚き桃の木山椒の木」>
 どこからこの言葉がでてきたのか、今のところ十分、調べていません。誰かわかったら教えて。

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June 30, 2005

縁は異なもの味なものーーえっ、シャクティスタジオで猫を飼う? 

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3ヶ月以上、ブログをお休みしてしまいました。

 ここ数ヶ月、シャクティ・スタジオで猫騒動があり、なおかつ、7月2・3日の横浜赤レンガ倉庫での「美女と野獣」公演のリハーサルやら、プレスリリースのまとめやら、チラシまきなどで、あたふたしていたためです。

 さらに、7月10日から8月2日まで、フランス・アヴィニョン公演へ(このことは次回にでも書きます)。落ち着いてパソコンに向かえないので、せめてもと、ブログのリッチテキストをプロバンスのものにしておきました。


――さて、久しぶりの投稿ですが、今日は猫騒動の顛末を。

 事の起こりは3月16日午後11時のこと。レッスンを終え、久美子とゆか、そしてビデオなどを作ってくれるべノンさんの4人でスタジオを出て堀切菖蒲園駅に向かいはじめました。
 数メートル歩いたところで、べノンさんが、「なんか変な歩き方をしている猫がいる」といいました。近づくと、トラ毛の子猫が足をひきづり、マリ歯科医院の軒下に身を隠そうとしていました。
 交通事故にでもあったのでしょうか。


 頭が一瞬真っ白になりましたが、ほうっておくことはできませんでした。飼い猫のように見えます。飼い主は心配しているのではないだろうかなど、さまざまな思いがよぎりました。

 久美子とゆかの思いも同じでした。冷静なべノンさんだけは一応反対しましたが…。3人の耳には届きません。わたしは噛まれないよう、着ていた革ジャンを子猫にかけてから抱きかかえ、みなで近所の原動物病院へ走りました。


 あいにく先生はいませんでしたが、家人の方が応対してくださり、「零時には戻ってくる予定なので、そのときに診てくれるだろう」とのこと。久美子とゆかから治療費をカンパしてもらい、わたしだけいったんスタジオへ。

 私用をすませた原先生は、疲れているだろうに、いやな声も出さず、携帯に電話をかけてくれました。(ありがたいことです。)

 診断の結果、子猫は足を骨折していることがわかりました。レントゲン検査の上、手術が必要かもしれません。即刻、入院です。一応「酒井寅次郎」と名づけました。葛飾にゆかりのある"フーテンの寅さん"にあやかって。

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 さあ、これからが大変です。この子猫の飼い主、あるいは里親を探さなくてはなりません。治療費もかかります。チラシをべノンさんがつくってくれました。

 万一、飼い主が見つからなかったら…。私が今住んでいる部屋では猫を飼うことができません。久美子も同じです。ゆかはすでに3匹も猫を飼っています。踊り仲間の裕子、はななどにも声をかけましたが、やはり飼うことはかないませんでした。「田舎で飼えないか」と高齢の母にもちかけましたが、「自分の年を考えると、責任がもてない」という返事。もっともなことです…。

 
当時、スタジオの責任者、シャクティはオーストラリアにいました。わたしたちの判断をどう思うだろうかと、不安がよぎりつつ、事の次第をメールしました。
「あなたたち、答えはわかっているでしょ!? もし保護しなかったら私の生徒ではないわ」


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 結局、寅次郎は「タイガー」という立派な名前をシャクティからもらい、スタジオ猫としてみなで飼うことになりました。シャクティは年の半分以上を海外で過ごすので、不在のときはわたしが中心になり、久美子とゆかの3人で面倒をみることになりました。裕子とはな、そしてその場に居合わせてしまったべノンさんらは、強力なサポーターとして協力することになりました。


 骨折当時、か細く泣いていた子猫は、いまやヤンチャ坊主と化して、飛んだり跳ねたり、ねずみの玩具に猛突進したりしています。
 当初はおとなしかったので、里親探しのとき、「お年寄りでも飼いやすい猫」と、さかんにアピールしたのですが…。見る目がありませんでした。猫の皮をかぶるとは、まさにこのことでしょう。

余談*縁は異なもの味なもの
 猫騒動が起きた前日、わたしは薩摩切子の取材のため、鹿児島市の島津庭にいました。桜島を背に散策すると、日本に数少ないといわれる「猫神社」があり、お参りをしてきました。母にいわせると、猫の聖霊がタイガーを呼び寄せたのだろうといいます。
 まさに、縁は異なもの味なもの。


 


 

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March 16, 2005

うしろの正面、だあ~れ?

RIMG0008猫の主(あるじ)は憐れかな――。 

 4匹の家猫と2匹の通い猫を15年ほど飼っていた。家猫はミーコ母さん・アー君・パー子・ミミちゃん、そして通い猫は、ニッキとタローという名であった。
 5年前の6月、ミミという名のメス猫をあの世へ見送った。それが、猫との暮らしの最後である。

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 アー君・パー子はミー子母さんの子どもで、2匹とも白黒だ。黒目がちで甘い顔をしたアー君は、大きなあくびをしたところから命名した。
 目やにをつけた目細のパー子は、器量よしとはいえないものの、妙に愛らしいので、ちょっと揶揄ってつけた。迷い込んできたミミちゃんはよくある名前だけれど、ミミズクみたいな顔だったから。やんちゃでおませな鉄火肌の娘だった。


 猫との思い出は尽きないが、春先になるとアー君の背中を思い出す。

 暖かいのか冷たいのかわからない、春の風がふわ~りと吹くある日、喫茶店「チャミ」のママ(以下、チャミさん)に誘われて、桜台の居酒屋へ足を向けた。

 真砂久保通りから、新桜台駅に近い路地を右に曲がり、数メートル進んだとき、塀の上に数匹の猫がいた。その中に、見覚えのある白黒の猫がいた。

「あれっ、アー君じゃない!」
 声をかけると、1匹の猫が目を丸くして(そう見えた…)振り返った。たしかにアー君であった。が、そ知らぬ顔をし、ささっと背中を向け、植え込みの中に走っていってしまった。

 散歩先で家人に出あい、喜んでくれると思っていた私は、肩透かしをくった気分…。いやいや、猫にとって恋の季節。家人なんか目じゃないか。

 数時間後、チャミさんと別れ、ほろ酔い気分で部屋のドアを開ける。と、アー君は何ごともなかったように、籐椅子の上に丸まって眠っていた。
 あんまり悔しいので声をかけた。「うしろの正面、だあ~れ」と。 一瞬、耳をプクッと動かしたが、目を開けない。狸寝入りならぬ、猫寝入りか…。

  それにしても、猫にとって餌をくれる人が主なのかな!? いいえ、いろんな人が言っているように、猫は己自身が主。そう思い知らされた出来事でした。

 春の夜、猫目が光る路地をふらり、ウォーキング。
  ――歩け歩け! 天まで歩け!――月と影がお友達。

 で、アー君のことを思い出し一句よむ。
      「鈴つけて鳴くよ今宵も猫の道」 (笑子)


★<コラム1:>俳句の窓 猫にちなむ俳句を拾ってみました。

 猫の思い=季語:初春 類義語:猫の恋
 猫の子=季語:晩春

 「両方に髭(ひげ)がある也(なり)猫の恋」 (来山)
 「猫の子が道の一町先へ来て」 (山口誓子)
 「黒猫の子のぞろぞろと月夜かな」 (飯田龍太)


<コラム2>:猫歩きの体得/ 
    物見遊山・かんたんウォーキングをみくびるなかれ

 歩くことはからだにいいというけれど、どうしてなんだろう? 1歩足をだす、さらにもう片方、そして3歩目。いつもしていることだから、ほんとに効果があるの?と時折、思ってしまう。

 健康を考え、1日1万歩をめどに、大きく肘をふって、大またで歩きなさいとか、時折、早や足や後ろ歩きをすればさらに効果的といわれる。

 私は、取材記者という仕事がら、歩くことも務めのうち。まして、舞踊家シャクティを師とあおぐ身なれば、動くことを億劫だといってはいられない。それでも、健康だからといって、ウォーキングシューズにはきかえてまで散歩する気にならない。

 
私ですらこうなのだから、歩くことを習慣づけていない人は、もっと億劫なんだろうなと想像できる。急激に体重が減ったとか、見違えるほど若返ったとか、目に見える効果がないと、気持ちがなえてしまう。「やっぱ、歩くのやめた」となりがちだろう。

 そこで、見習いたいのが猫歩き。

 いい出会いを求め、ブラブラ~と季節に誘われるかのように歩く。春ならば、梅、牡丹、桜、桃、さまざまな木々を求めて。 異性との出会いを求めるのは、オス猫の喧嘩に見るまでもなく、傷を覚悟しなくてはならないが、花追いならば、そんな危険もないだろう。

 そして、気に入った場所、ものにはマーキングを行う。当然のことだが、猫や犬のようにおしっこをかけるのではない。写真におさめたり、スケッチしたり、歌を詠んだり、そんなことだ。

 日本には、物見遊山(ものみゆさん)という言葉がある。ウォーキングの極意は、それかもしれない。そう考えると京都にある「哲学の道」だって、物見遊山の場といえる。


 今日の私は、こうして「こころぐ」を書き、飽きたら大きなあくびして、10畳ほどの部屋をうろうろと。そう、室内で哲学の道を歩いているんだ。
 うわ~、マーニャもいっぱしの哲学者! 天国の猫ちゃんたちも微笑んでいるような気がする。
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